7.年盤と本命星
実践編
それでは「星」が動くタイミングはどのような時なのでしょうか。
皆さんの人生に最も大きな影響を与えるのが、「年盤(ねんばん)」に表わされる1年ごとの「星」の動きです。
「年盤」は定位盤と同様、基本として五黄土星を中宮に座し、北に一白水星、南西に二黒土星…といった配置からスタートします。「年盤」が次に動くのは1年後で毎年立春(2月4日頃)に遁行に従って次の定位置へ九星が一斉に移動します。定位置は8方位と中央の計9箇所ありますので、9年後にまた同じ位置に戻ってきます。
2015年から2020年の「年盤」は下記のとおりです。
2016年の場合は中宮に二黒土星が座しています。このように中宮に座している「星」がその年の中心となる「星」となるため、2016年は「二黒土星の年」と呼ぶこととなります。
この二黒土星は基本の定位置(定位)では西南に座しているため、この1年間は二黒土星または二黒土星の定位である西南にまつわる出来事が多く起こります。
「星」と「方位」にはそれぞれ特徴・性格があり、それを「象意」と呼んでいますが、各「星」「方位」がどのような「象意」をもっていてどのような影響があるかは後述したいと思います。
いずれにしてもこの「二黒土星」に生まれた人は本命星が「二黒土星」となりますので、一生涯この星の影響を受け続けるのであり、毎年「二黒土星」の位置がどこにあるかによって、相性の良い方位、相性の悪い方位が決まってくるということを覚えておいてください。
自分の本命星がどの方位にあるか、によって運気のバイオリズムを知ることもできます。例えば、自分の本命星が東南方位に座している年は9年周期で最も運勢が強い年となります。
もちろんどの年でも、祐気取りや方位取りで吉方位の気を受けることで運勢は上がりますが、バイオリズムが下がっている年はやや運勢が上がりにくい年、バイオリズムが上がっている年は運勢が上がりやすい年といった目安になります。
ご自身の本命星が、それぞれの方位にいるときにバイオリズムの目安は以下のとおりです。
東にいる場合・・・・☆☆☆☆
運気が上昇傾向にあり、新しいことにチャレンジする年。東南にいる場合・・・☆☆☆☆☆☆
運気が最高潮の年。最も活動的に行動をするべき年。中宮にいる場合・・・☆☆☆☆
前年の最高潮年の成果を踏まえて、一度、心を落ち着けて次にそなえる年。西北にいる場合・・・☆☆☆☆☆
再び運気が上がる年。まだ完成していない計画が完成に向かう年。西にいる場合・・・・☆☆☆☆
金運を中心に安定した年。ここから運気は低下していくので無理せず備える年。東北にいる場合・・・☆☆☆
変化や変革の多い年。古い考えに固執せず、変えることで運気を再構築する年。南にいる場合・・・・☆☆
この先2年間に低迷期を前にすべてを出し切って冬に備える年。北にいる場合・・・・☆
9年周期のスタートの年。まだ結果が出ず暗闇の中だが、粛々と準備をする年。西南にいる場合・・・☆☆
夜明けの年。少しずつ芽が出るので辛抱しながらコツコツ過ごす年。
という順番で9年周期を経験します。