4.正統派風水

文化大革命を期に欧米に広まった風水(Feng Shui)は、巒頭法(らんとうほう)と玄空飛星法(げんくうひせいほう)の2つの手法を融合させたものです。現在は「正統派風水」と呼ばれており、シンガポールに本部を置くIFSA(国際風水協会)が理論の体系化と風水師の養成を行なっています。

弊社「応用九星気学・現代風水研究所」でも、陽宅風水(家・オフィス・店舗の風水)をみるときは、必ずこの巒頭法と玄空飛星法を使って解析します。

欧米で活躍している風水師のほとんどがこの巒頭法と玄空飛星法を使っており、彼らは「九星気学」の手法を全く知りません。世界基準ではないという理由で「九星気学」の研究をやめてしまった日本の風水師もいますが、ここに大きな落とし穴があるのです。

正統派風水の限界

巒頭法と玄空飛星法を使った「正統派風水」の手法は、風水学の中でも最も信頼できる手法であることは疑いの余地はありません。ちなみに一時期ブームになった「日本式風水」は「八宅法」という手法になるのですが、先ほど何度か説明をした『滅蠻経』の流れを汲む「肝抜きの風水」です。

しかしながら、この「正統派風水」には決定的な弱点があります。

「正統派風水」はもともと、都市の引越し(遷都)や築城など、大規模な引越しや増改築に用いられていました。大規模な引越しや増改築で使えば、凄まじい風水効果が引き出せることは様々な事例で実証済みです。その信頼性から、世界中に広まったのは確かです。現代ではビルやホテルを建てるときには正統派風水の風水師が監修をするケースが非常に多くなっています。

ただ、残念なことにこの理論をそのまま日本のマンションや一軒家に適用をしても、あまり効果が出せないのです。

今、お住まいのマンションが200uを超える大きなスペースの部屋であれば話は別です。一軒家においても建物ワンフロアが200u、庭を含めて400uを超える大邸宅であれば話は別です。そのくらいの規模の家で「巒頭法」と「玄空飛星法」を取り入れると、高い風水効果が期待できるでしょう。オフィスにおいても同様です。大規模スペースで取り入れるのであれば、極めて高い効果があります。

しかし、私たちが住む住宅のほとんどは、200uを下回るコンパクトなスペースです。ビルやホテルなどと比べるとスケールが全く異なります。

風水効果が全くないというわけではありませんが、スペースが狭くなればなるほど、その効果は大幅に減少していってしまうという大きな落とし穴があるのです。

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