6.最強の開運学「九星気学」

九星気学は自宅からみて地磁気の相性の良い方位を算出して、その方位に旅行や出張をしたり引越しをすることで、その方位の良い地磁気を体内に吸収させる開運法です。旅行や出張は日数が限られていますので、引越しのほうが得られる風水効果は高いということになります。

しかしそんなに頻繁に引越しばかりできませんので、普段は旅行や出張を通じて効果を引き出すことがメインになります。
陽宅風水のところでも説明をしましたとおり、中心から見た各方位との地磁気の差(気のギャップ)に比例して風水効果は高くなっていきます。そのため、旅行や出張にしても、引越しにしても、できるだけ遠距離であれば、その分、高い効果を引き出すことができるのです。

さらに言えば、旅行や出張と言っても年間そんなに頻繁に行かれるものではありません。そのため、近距離であっても地磁気とのギャップが大きい特別な日に絞って、近距離の吉方位取りを行なう手法も存在します。

200uを超えるような大きな邸宅に住まない一般的な日本人にとっては、九星気学のように自らが動いて風水効果を高める手法をとらない限り、地球のリズムに合わせることはできません。豪邸に住む一部の階級の人には「巒頭法」と「玄空飛星法」から生み出された「正統派風水」を主とした言わば「待ちの風水」が最も有効ですが、それ以外の日本人は「九星気学」を主とした言わば「動きの風水」を中心に取り入れなければならないのです。

正統派風水と九星気学のバランス

200uを超える家に住む人は「正統派風水」を最重視して、「九星気学」を補助的に取り入れると完成度が高いと言えるでしょう。(200uではなく188uがその分岐点という文献もありますが、このサイトでは200uを主従分岐点とします。)

200uといっても、細長い形状の家の場合には、中心から見て距離の長いところと距離の短いところが出てきます。

そのような場合にはやはり地磁気の差(気のギャップ)が少ない、中心からの距離の短い部屋では風水効果は少ないですし、中心からの距離の長いところ(地磁気の差が大きいところ)では風水効果は高く出ます。

また、一軒家の場合には1階と2階(3階、4階・・・)を合わせれば200uを超える、という家もたくさんあるかと思います。しかし、風水の原理は中心からの距離(地磁気の差)です。1階でも2階でも中心位置は同じですので、あくまでもワンフロアで200uを超えていないと、風水効果は引き出せないということになります。

さらに言えば、高層マンションも注意が必要です。
地上から離れれば離れるほど、風水効果は減衰していきます。諸説ありますが概ね4階以下であれば、地上の気をしっかり受けることができ、風水効果も100%引き出せると言われています。

当然ながら2000年前には高層マンションはありませんから、あくまでも現代になってからの実証データになりますが、高さ40m(約10階)で風水効果が半減し、高さ80m(約20階)で4分の1になるという説が有力です。厳密には地上の影響を受ける風水作用についてですので、単純にすべての効果が減っていくわけでないのですが、高層マンションの高層階は「害はあっても一利もない」というのはすべての風水師が口を揃えて言うことです。

そのため、「4階以下で、正方形の一軒家またはマンション、かつワンフロアが200u以上」という場所に住まれていて、さらに年間を通じて基本的にその自宅で就寝する、という場合には、「正統派風水」をメインにして開運対策をする。それ以外の場合には「九星気学」をメインに自らが動いて良い気を吸収して、補助的に「正統派風水」を取り入れる。といったバランスが最良と判断されます。(ちなみに、ワンフロア100uの場合には、200uの場合と比べて4分の1の風水効果、ワンフロア50uの場合には200uの場合と比べて8分の1の風水効果となります。)

つまり、コンパクトな住宅、高層階の住宅、形状が均等ではない住宅、に住まれている方にこそ取り入れていただきたい開運術が「九星気学」なのです。

一方、オフィスの場合にはワンフロア200uを大きく超えるケースがたくさんありますので、その場合は事務所の移転の方位よりも「正統派風水」を最優先するべきと言えます。「正統派風水」を取り入れている有名ホテルチェーンや、多国籍企業はワンフロア200uを大幅に超えますので、「九星気学」は考慮しなくても「正統派風水」だけで十分に風水効果を引き出すことができるのです。

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